捏造新聞

ただし朝日新聞ではない。

理事長を遠慮すべきだったと思う

 

日大の林真理子理事長がアメフト部員の大麻発覚を受けて「スポーツは遠慮すべき分野だった」などと言ったらしいが、言うまでもなく理事長には分野もクソもない。全部ひっくるめて運営上の責任を持つのが理事長である。正確に言うなら「理事長は遠慮すべき分野だった」だろう。そう言えばこの人、コピーライターの頃から自己顕示欲が強くて回りから疎まれていたと聞くが、ただ、そうした性格は決して悪いものではなく、だからこそ小説家になり直木賞の選考委員にまでなれたのだろう。ただ、大学の理事長はやめておくべきだったと思う。嘘つき、詭弁、隠蔽、記者会見での逆ギレ的な態度。そうした印象は彼女の汚点になってしまったのではないか。ちなみに以前書店で「綺麗な人と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした」という彼女の本を見つけて、思わず「馬鹿な」と口に出してしまったことがある。今回の一連の騒動では、悪意のある切り取りなのか、「マスコミ風情が」と見下すような表情をしている彼女の写真をよく見かける。顎を突き出したあの目線のやり方は、金正恩の妹の劣化版に見えてしまうのだ。会見時のカメラ写りの研究もした方がいいのではないか。「不様な人と言われるようになったのは、七十歳になろうとするころからでした」とならなければいいのだが。……いや、正直に言おう。そうなっても全然オッケー。むしろなっていただきたいと、情けなくも私は思ってしまうのである。