捏造新聞

ただし朝日新聞ではない。

「日本死ね」のユーキャン流行語大賞、ノミネートの30語を発表。

ああ、すっかり忘れていた。

「日本死ね」で有名なユーキャン新語・流行語大賞のノミネート30語が発表されていたんだった。いやあ、つまらなくなったものだ。「バージンだと病気だと思われるよ」で有名な鳥越俊太郎氏が選考委員長だった頃の方が面白かった。

まあ、あまりに左翼寄りだったのでユーキャン自体がバッシングを受けて「いや、こりゃたまらん」と方向転換したのだろうが、それにしても面白くない。

阪神タイガースの岡田監督が掲げたスローガン「アレ(A.R.E)」や、大谷翔平選手が侍ジャパンのチームメートを鼓舞したメッセージの一節「憧れるのをやめましょう」、藤井聡太八冠に関連した言葉として「藤井八冠」「観る将」の2語が選ばれた。あと時事的な言葉としては、コロナの「5類」やジャニーズの「性加害」などがノミネートされている。

以前は、リベラル視点の政治関連の言葉がたくさん選ばれていたんだが、今回はほとんど見られないのである。せいぜい「エッフェル姉さん」くらいか。まあ、「姉さん」には意義がある人が多いと思うし、「エッフェルババア」もしくは「エッフェルオバハン」でいいのではないか。また、なぜか「増税クソメガネ」が入っていない。これを入れても、安倍総理時代とは違って保守派もさほど意義は唱えないだろうに。

ちなみにノミネートされた30語の中で、「スエコザサ」「ちょんまげ小僧」はまったく知らなかった。スエコザサは連続テレビ小説に出てきたらしい。ちょんまげ小僧の方は中学生YouTuberで、一応見てみたんだがこれは大人が見るものではないな。あと驚いたのは、「別班/VIVANT(ヴィヴァン)」がノミネートされていることで、私からすると金をかけた割には出来が悪いドラマという印象しかないのである。よくノミネートされたものだ。

思うに「ユーキャン新語・流行語大賞」の賞味期限は、すでに過ぎているのではないか。冒頭にも書いたが、保守派に「なに言うとんねん」と反感を持たれていた頃の方が、その分盛り上がっていたように思う。やっぱり「日本死ね」の頃が一番活気があったなあ。

確か星新一のショートショートに「中途半端は最悪の道」という言葉があったと記憶しているが、まさに中途半端なノミネート。もう一度鳥越俊太郎氏を審査委員長にしてはどうか?