捏造新聞

ただし朝日新聞ではない。

なに、花火のベッド席が30万円!?

 

実は、私は花火が嫌いである。ドーンというあの響きに下腹部が刺激され、すぐにウンコがしたくなるのだ。人でいっぱいの花火会場は、当然のごとくトイレも人がいっぱいで、脱糞の危険性は急激に跳ね上がるのだ。さて、小田原の花火大会でカップル向けのベッド席が30万円で売り出されたらしい。いやいやいや、ベッドとは寝るためのものである。カップルと限定すれば、言うまでもなくセックスをするのが主目的となる。さすがに花火を見ながらセックスするというのはマニアックすぎるのではないか。しかも、このベッド席、回りから丸見えなんだそうだ。もちろん露出癖のあるカップルに向けた席ではなく、ベッド席という設定の無理さ加減に気がついていなかったんだろう。よその花火会場のリクライニングシートの成功例を見て、「よし、うちはもっとゴージャスにベッドでいったろ」と思いついたに違いない。当然のことながら、用意された5席は1席も売れなかった。担当者は、「話題になると思い設置したが売れなくて残念だ」とガッカリしていたらしい。アホだなあと思うのだが、自分が当事者になった途端、客観性が吹っ飛んでしまう人が実は多いのである。自分が考えた企画に入れ込みすぎて訳がわからなくなってしまうのだ。私としては、ベッドの代わりに便器を置いてくれたら利用してもいいと思う。脱糞しながらの花火見物は、さぞや気持ちがいいことだろう。